この記事では、私の経験を元に最速でブランドバッグバイヤーになる方法について解説します。私の簡単なプロフィールはこちらに記載しています。
バイヤーとは
バイヤーの仕事は簡単にいうと、商品の買い付けをすることです。また種類も大きく分けて、以下の2つになると思います。
- メーカーから直接仕入れて、新品の商品を自社で販売
- 中古品を扱うオークションから仕入れて、自社で販売
私が最速でなったのは、2つ目の中古品を扱うバイヤーです。1つ目のバイヤーになりたい方は、なる方法が異なってきますので、参考程度に読んで頂けたら嬉しいです。
求人サイトを利用する
リクナビやDODAなどの求人サイトで「バイヤー」と調べると意外にも未経験で応募できる求人が結構ヒットします。さらにブランド品を扱うバイヤーまで絞っても、中小企業から大手企業まで募集があります。
私の時は、勤務地まで絞った上で、少なくとも10件は候補がありました。ここで中小企業と大手企業のどちらを選ぶかでバイヤーになるための期間が大きく変わってきます。
中小企業と大手企業どちらが最速でバイヤーになれる!?
結論からいうと、中小企業です。理由は、当たり前かもしれませんが、中小企業の方がバイヤーの人数が少ないためです。人数が少ないとチャンスが巡ってきやすいです。
ブランドバイヤーは主にバッグ・時計・ジュエリーの3つの部門に分かれます。他社に聞いた所、中小企業の各部門のバイヤーは1~2人です。実際、私がいた会社も社員とパートを含めて30人以下の規模で、バイヤーはバッグ1人・時計1人・ジュエリー2人でした。大手企業は5人以上いるケースがあると聞きました。そのため、少しでも早くバイヤーになりたい方は、中小企業の求人に応募しましょう。
入社後にするべきこと
どの仕事でも共通することですが、勉強することです。入社した企業にもよりますが、私の会社はルイヴィトンのバッグをメインで販売していました。ルイヴィトンはライン、素材、バッグの名前、シリアルナンバーなど覚えることが山ほどありますが、会社がメインで扱っている商品から1つ1つ覚えていく事が重要です。
未経験で入社した場合、すぐにバイヤーの業務はできないです。会社の基盤となる部分から勉強をスタートするので、商品知識を増やしていくことは、バイヤーとして仕事をするための最短ルートです。
入社後のバイヤーまでのステップ
私がバイヤーとして働くまでの期間と、大手所属の知人から聞いた期間を比較してみましょう。
私の場合
- 入社1~4カ月
社内業務を一通り覚える(店頭販売、ネット出品方法・販売、仕入れ商品の検品ect…) - 入社5~11カ月
社内業務を兼業しながら、先輩バイヤーさんのサポートとして、仕入れに同行する - 入社12カ月~
バッグのメイン担当として一人で仕入れにいく、または先輩バイヤーさんがサポートとして手伝いをしてくれる
大手企業の場合
- 入社3年間(状況によって年数は変わる)
実店舗で販売をし、経験を積む - それ以降~
サポートとして、先輩バイヤーさんと仕入れを少しずつ始めていく
大手企業に関しては、あくまで一例になりますので、異なる企業もあると思います。
私自身、大手企業の面接を受けた際にも似たようなスケジュール感の話を聞かして頂きました。
信頼を勝ち取ろう
未経験で入社をすれば、当然会社からは信頼されていません。信頼されないと、重要の仕事は中々巡ってきません。
私が信頼を勝ち取った方法
では、どうやって私は信頼を勝ち取り、約1年でバイヤーとして働けたのか。
それは各商品の相場を把握できたためです。ほとんどの中古品オークションは各商品の落札価格が閲覧できます。そのオークションごとの落札価格を検索できるシステムを作成しました。
これによって、常に最新の落札価格を把握できるようになり、いくらで仕入れて、いくらで販売できるのかが可視化されるようになったのです。
この業界では、驚くことに相場はデータ管理する物ではなく、バイヤー自身の頭の中にあるというのが普通だったそうです。
自分の強みを活かせ
「元エンジニアだったから、そんなシステムが作れるんでしょ!?」って思う方がいると思います。
確かにそうです。ですが、あくまで私は自分の経験からできる強みを活かして、信頼を勝ち取りました。自分の持っている強みは人それぞれ違います。
例えば、トレンドを把握するのが好きで、流行りそうなバッグを提案できる。
新発売する商品は必ずチェックしており、Twitter上での評判を知っているなど。
自分の強み、得意な部分を活かして会社に少しでも貢献する意欲が重要です。
最後に
私の経験を元に、最速でバイヤーになるための方法を解説しました。
もし未経験からブランドバイヤーになりたいと考えている方がいましたら、参考にして頂ければ嬉しいです。
今回、紹介していませんが大手企業に入社するメリットもしっかりあります。
そのことに関しては、また別の機会で紹介させていただきます。
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